妊娠中、夫が癌になりました。

My husband got cancer while I was pregnant. 30代夫婦のリアル闘病生活

【入院初日】癌の進行度(ステージ)診断

2月8日、入院の日です。
10時に県病へ行き、入院の手続きを済ませた後、診察室へ。
Y先生より、術前検査の結果を聞きました。
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結果は、
横行結腸癌ステージⅢでした。

「…。」
私も夫も言葉を失いました。

癌のステージは0からⅣまであって…、数字が上にいくほど重症で…。
知ってはいましたが、目の前に突き付けられた事実に理解が追いつきません。

先生の説明によると、
大腸の壁は内側から順に、粘膜(1層)、粘膜下層(2層)、固有筋層(3層)、漿膜下層(4層)、漿膜(5層)の5つの層で構成されています。
大腸癌の進行度はステージ(病期)で表し、0からⅣに分けられます。

ステージ0:癌が粘膜(1層)にとどまっている
ステージⅠ:癌が固有筋層(3層)までにとどまっている
ステージⅡ:癌が大腸の壁を越えている(漿膜下層(4層)から漿膜(5層)まで)
ステージⅢ:リンパ節に転移している
ステージⅣ:肝臓、肺、腹膜など離れた臓器に転移している

夫の癌は、リンパ節への転移があるものの、他の臓器への転移は見られないため、ステージⅢとのことでした。

「ステージⅢの年生存率は…」
先生から発せられた「生存率」という“死”を連想させる言葉に、私の目から一筋の涙が零れました。
先生は、はぁ、と溜息をつき言いました。
「君ね、もうすぐお母さんになるんでしょ? しっかりしなきゃ。」
そして、
「生存率についてはまた後にしようか。」
と話を切り替えようとしてくれました。
「先生すみません、お話続けてください」
何とか正気を取り戻し、話の続きを聞きました。
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