妊娠中、夫が癌になりました。

My husband got cancer while I was pregnant. 30代夫婦のリアル闘病生活

大腸癌発見までの経緯⑤

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癌告知

土曜日の午後。外来の受付は終わっていて、待合室には誰もいません。
受付の方に声を掛け、夫のいる部屋へ案内してもらいました。

しばらくして診察室へ。
大腸内視鏡検査とCTの画像を見せてもらいながら、先生から説明を受けました。
画像には、肥大化した腫瘍が腸の経路を狭めているのが写っていました。
(部位は大腸の左、左結腸・下行結腸)
それによって腹痛が起こったり、下痢や便秘を繰り返したりしていたようです。
腸閉塞の一歩前の状態です。
後から聞いた話ですが、夫は便秘も繰り返していたそうです。便が細かった、とも。

「ポリープとは違うんですよね?」
私は恐る恐る聞きました。
まったくの素人が、医者に向かって、それも大ベテランの先生に向かって。悪性の腫瘍を
「先生~これポリープの間違いじゃないんですかね~?」
なんて聞くだなんて、失礼も甚だしいことは百も承知です。
でも、少しでもこれが、ちょっと大きいだけのただのポリープである可能性に縋りたかったのです。
案の定、私の期待した答えは得られませんでした。

「この腫瘍はいつからのものですか?」
私には、自分との結婚生活がストレスでがんになったんじゃないか、という不安がありました。
先生の回答は「ここ一年でできた腫瘍ではない」でした。

それなら原因は?
夫は癌家系ではありません。
では何だろうか。
思い当たる原因は多少あります。
飲酒に喫煙、ストレスだって関係しているかもしれません。
ですが、先生は特定はできない、とおっしゃいました。

総合病院を受診するよう言われ、私達の住む地域の県立病院(県病)への紹介状を書いていただきました。
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